今使っているPC、もう8年もお世話になってます。そろそろ最新ゲームとかをするのがきついお年頃。というわけで新しいPCを作ってみたいと思います!
なお、このPCをつくったのは5月中旬。今頃になってですが、当時のことを思い出しながらメモを残しておきたいと思います。いやぁ、ゲームにどっぷりだったのはナイショの話(笑
どんなPCがいいのかな?
最近流行りのPCゲーム、PlayersUnknown’s Battle Ground、いわゆるPUBGが快適に動作するPCが欲しいっ! というのが動機です。またできれば5年以上は使い続けたいので、主な用途はゲーム、それ以外にも事務や開発もできるようなPCにしたいと思います。
でも一番いいの作ろうとすると結構お金がかかります。そこで上限を20万円として色々と考えてみました。
いまではPCを買うときには色々と選択肢が増えました。大手メーカー品、ショップブランド、それらのパーツを組み替えて購入できるBTOなどなど。でもやっぱり自作が一番楽しいので、久しぶりに自作PCを作ってみたくなりました。
いまってどんなパーツがあるの?
自作PCを作るにはPCの構成部品を買ってきて組み立てればいいだけです。だいたい次のような部品があれば目的のPCになりそうです。
- CPU
- マザーボード(M/B)
- メモリ (Mem)
- GPU
- ディスク (HDDまたはSSD)
- 入力インターフェース (マウス、キーボード)
- 出力インターフェース (ディスプレイ、スピーカー、ヘッドセット)
- OS - Windows
それぞれいまはどんな部品があるのか調べてみました。
CPU
CPUはIntel, AMDというメーカーが有名で、Windowsを動かすにはまずこれらから選んでおけば問題ないはず。ということで最新のCPUってどんなラインナップがあるのかを調べてみます。なお価格も選定基準の一つなので、それも考えてみたいと思います。
Intel
ラインナップとしてはCore、Xeon、Atom、Pentium、Celeronなどがありますが、ゲーム用途で費用対効果が狙えるのはCoreシリーズです。Xeonはサーバ用、Atomはモバイル、タブレット用、Pentium、Celeronは事務用と考えてもいいと思います。
CoreではCore 7、Core 5、Core 3がありますが、今後しばらく使い続けることができるように、性能面では最上位のCore 7を念頭に置きます。
Core 7では最上位の78xx、69xxシリーズがありますが、4万円以上することもありちょっと手を出すことはやめておきます。その下には77xxシリーズがあり、このあたりなら3万円台なのでなかなかリーズナブルにいいものを揃えることができそうです。- 7700
35,000円くらいで入手できる上位のCPU。 - 7700K
7700ベースでオーバークロック(OC)ができるもの。価格は5千円ほど高くなります。オーバークロックするとPCは多少不安定になってきますので、今回は不採用にしました。 - 7700T
7700ベースで省電力化されたもの。価格は7700とあまり変わりません。しかし省電力化のため、動作周波数は少し7700より引き下げられていて、性能が7700より低く設定されています。
- 7700
AMD
最近はIntelの対抗馬としてRyzenというラインナップがでてきました。Ryzen 7、Ryzen 5というシリーズがありますね。これってどんなものかいろいろ調べたところ、RyzenとCore i7 7700K,i5,i3のベンチマーク比較 ゲーム用ならRyzen、作業用ならIntel Core | ITハンドブックという記事を見つけました。ふむふむ、色んな用途で使うならIntel Coreシリーズのほうがよさそうです。
これらからIntel Core 7 7700を使うことにしました。
M/B
CPUが決まれば次はM/Bです。CPUに合わせたものを選ぶ事になります。ポイントはマザーボードに搭載のチップセットですね。CPUにより適合するチップセットが決まります。
- Intel Core 7-7700対応のチップセット
製品の仕様情報 - Intel® Core™ i7-7700 Processor (8M Cache, up to 4.20 GHz)より
Z270 / Q270 / H270 / Q250 / B250 / Z170 / Q170 / H170 / Q150 / B150 / H110
2017年5月時点では、Z270 / H270 / B250が最新のようです。それぞれの比較については【Kaby Lake】Z270, H270, B250チップセットの違いについてという記事を参考にしました。今回はオーバークロックやGPU2枚刺しはしないので、H270がいいと思います。
マザーボードメーカーはASUS、MSI、GIGABYTE、ASRockなどが存在します。少し古い記事ですが、500人に聞く!おすすめのマザーボードメーカーは? | ジサクテックを参考にしたり、これまでの経験で満足感のあるASUSを選択しました。
ASUSのサイトにあるマザーボードの紹介ページ、Intelマザーボード | マザーボード | ASUS 日本を見るとラインナップ自体が多いので、少し難しかったのですが、ASUS、シリーズ名を大幅に整理したIntel 200シリーズ搭載マザー - PC Watchの記事がとてもわかりやすく解説してくれていました。この記事によるとROG MAXIMUS / ROG STRIX / TUF / PRIMEと4つのラインナップがあり、オーバークロックをせず、ゲーム用途で使用するならROG STRIXがいいと思い、ROG STRIX H270F GAMINGというマザーボードを選びました。
メモリ
使えるメモリはCPUに依存しますが、それよりもマザーボードでの制約が大きいので、マザーボードの仕様を調べます。
CPU
Intel Core i7-7700で使えるメモリは製品の仕様情報 - Intel® Core™ i7-7700 Processor (8M Cache, up to 4.20 GHz)によると、DDR4-2133/2400, DDR3L-1333/1600で、エラー訂正機能(ECC)はないとのこと。またチャンネル数は2とのことでデュアルチャンネルが使えそうです。マザーボード
ASUS ROG STRIX H270F GAMINGで使えるメモリはROG STRIX H270F GAMING | マザーボード | ASUS 日本によると、4 x DIMM, Max. 64GB, DDR4-2400/2133 MHzで、DDR4-2400を選択します。
メモリの容量はたくさんあればあるほどできることは増えるのでうれしいんですが、お財布が悲鳴をあげていくので、今回はそこそこで我慢することにしました。結果、16GB(8GB2つをデュアルチャンネル)、メーカーは最近流行り(なのかな?)のG.Skillを使ってみることにしました。
GPU
ひさびさに3Dゲームをやりたくなったので、せっかくだから今の最新を買っておきたいと思います。今のゲームって最新ハードウェアでも結構表現しきれないことが多いそうですので、最上位機種は避け、これも上位でそこそこのものを揃えようと思います。
GPUチップメーカーとしてはNVIDIA、AMDが選択肢として妥当だと思います。これまでの経験からNVIDIAのGeForceを選択します。
GeForceでは上位から1080Ti、1080、1070、1060とあります。1080Tiが10万円代、1080が7~8万円台、1070が4~5万円台ですね。お財布とも相談して1070を候補としてGPUボードを選びたいと思いました。
ボードメーカーはたくさんありますが、マザーボードにASUSを選択したのでGPUもASUSで考えることにしました。調べてみたところ、トータルバランスは「DUAL」が優位?ASUSのGeForce GTX 1070を徹底チェック! - AKIBA PC Hotline!の記事によるとASUSではROG STRIX、DUAL、TURBOの3シリーズがあるようです。ベンチマーク比較も掲載されており、これからROG STRIX-GTX1070-O8G-GAMINGを使うことにしました。
ただこのパーツ、他のシリーズと比べると1万円ほどお高いこともあり、どこかで安く手に入れられないかと調べたところ、ツクモネットショップが他店と比べて相当安価に入手できることがわかったので、これだけはネットショップにしました。
ディスク
はじめは512GBのSSDを考えていましたが、マザーボードの仕様を調べていると最近はM.2というバスがPCIExpressに直結のインターフェースがあることを知りました。SATA、mSATA、M.2… SSDの種類が沢山あるので違いをまとめたの記事で最近の規格をお勉強しました。さらにNVMeという規格もあり、SSDの転送速度はどんどん進化しているようです。
なので今回はM.2のインターフェースをもったSSDをRAID 0で使ってみようと思います。容量は512GBあれば十分なので、256GBのものを2つ購入することとしました。
ショップでNVMe対応 M.2のSSDを価格面から選定し、ADATA XPG SX8000 ASX8000NPC-256GM-Cを選びました。
入出力インターフェース
ディスプレイ、スピーカー、キーボード、マウス、ヘッドセットは既に持っているものを流用したいと思います。またケーブル類もあるものが使えると思い、今回は特別購入しませんでした。ネットワークやディスプレイのケーブルですね。
今まで使っていたPCは主にリモートデスクトップで、またどうしてもキーボード、マウスを使わなければならない場合は、余っているものを使うことにし、費用を削減しました。
OS
WindowsでSteamメインなのでWindows 10 Pro DSP版を選択しました。
どこで買おうかな
秋葉原の町並みが好きなので直接ショップに足を運んで価格などを調査して購入するショップを決めることにしました。といってもいつも見るお店は決まってて、そんなにたくさん回るわけじゃないんですけどね。また土日に回ると結構セールをやっていて平日より少し安く買えることもありますね。
- DOSPARA
- BUYMORE (パソコン工房)
- Sofmap
- ツクモ
- ヨドバシカメラ
大体上記5店舗を歩き回って価格調査、また他に良いパーツがないか店員さんに聞きながらDOSPARAで購入することにしました。
購入品リスト
購入したパーツは次のものです。税込価格で表記しています。税抜だと固定資産とならないくらいの金額に抑えることができました。
種別 | 品名 | 販売店 | 価格 | 購入日 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
CPU | Intel Core i7-7700 | ドスパラ パーツ館 | ¥35,750 | 2017/5/21 | メーカー3年 |
M/B | ASUS ROG STRIX H270F GAMING | ドスパラ パーツ館 | ¥19,845 | 2017/5/21 | ショップ保険1年 |
MEM | G.Skill F4-2400C15D-16GRR | ドスパラ パーツ館 | ¥15,560 | 2017/5/21 | メーカー永久保証 |
GPU | ASUS ROG STRIX GTX1070-O8C-GAMING |
ツクモ ネットショップ | ¥55,080 | 2017/5/21 | ショップ5年 |
SSD | ADATA XPG SX8000 ASX8000NPC-256GM-C |
ドスパラ パーツ館 | ¥33,960 | 2017/5/21 | メーカー5年 |
PWR | Cooler Master V750 Semi-Modular RS750-AMAAG1-JP |
ドスパラ パーツ館 | ¥11,860 | 2017/5/21 | メーカー5年 |
Case | SCYTHE SIRIUS | ドスパラ パーツ館 | ¥8,618 | 2017/5/21 | メーカー1年 |
OS | Microsoft Windows 10 Pro DSP | ドスパラ パーツ館 | ¥20,150 | 2017/5/21 | - |
合計金額 ¥200,823_ (税抜 ¥185,947_ )
さて、がんばってくみたてよう!
部品がそろったら頑張って組み立てていきましょう。そのときのことは別記事で! 組み立ててからわかったいろいろ悲しいことはそこでまた。
参考サイト
記事の中に結構参考サイトへのリンクを埋め込んでいるので、ここでは購入したパーツのページをまとめておきます。
気づいたこと、不具合、ご意見など、コメント待ってます!