久しぶりに数学を復習しようと思い立ちました。この記事はそのメモです。またLatexで数式を書くための練習です。第20回は図形と方程式です。
実はこの単元に入る前は、数学Aの図形の性質っていうのがあるんですね。まとめてみたものの、図形を描くのが量が多くて大変で、ついつい楽な方からアップしています。というわけで、あともう少しで高校数学の復習は終わる予定です。早く次のステップに進みたい…
教材
- 新編 数学II 平成26年度用
編者: 高橋陽一郎
出版社: [啓林館]
発行日: 2013-12-10
ISBN: ISBN978-4-402-04563-0
価格: C4341 ¥00000E
学習範囲 (目次より)
第2章 図形と方程式
第1節 点と直線
1. 直線上の点の座標
2. 平面上の点の座標
3. 直線の方程式
4. 2直線の平行・垂直
第2節 円と直線
1. 円の方程式
2. 円と直線
第3節 軌跡と領域
1. 軌跡と領域
2. 不等式の表す領域
図形と方程式
点と直線
直線上の点の座標
- 座標
数直線上の点を表す実数を点の座標といい、座標がである点をと表す。
- 距離
数直線上に点があるとき点間の距離はである。
- 内分
線分に点があってが成り立つとき点は線分をに内分するという。
一般にについて線分をに内分する点の座標は
とくに線分の中点の座標はをに内分する点であるからその座標は
- 外分
線分の延長上に点があってが成り立つとき点は線分をに外分するという。
一般にについて線分をに外分する点の座標は
平面上の点の座標
- 平面座標
平面座標上の点の位置は、実数の組で決まり、点で表す。
- 平面座標は軸、軸によってつの部分に分けられる。ともに正の範囲から反時計回りに、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限という。
- 平面上の点間の距離
は
とくに原点と点との距離は
- 中線定理の座標を利用した証明
中線定理は、の辺の中点をとすると下記が成り立つ、という定理である。
線分の中点がだから、点を原点に取ると、点は原点に対して対象な位置となる。中点を原点とし、直線を軸上に取り、点の座標はとする。
点の座標をとすると
よって
- 平面上の内分・外分
に対して線分を
- 三角形の重心
の重心の座標は
直線の方程式
- 直線の方程式
一般に傾きがで軸と点で交わる直線はで表される。この直線を直線といい、をこの直線の方程式という。
- 点と傾きが与えられた直線
点を通り、傾きの直線の方程式は
- 点を通る直線
を通る直線の方程式は
2直線の平行・垂直
- 直線の平行
- 直線の垂直
- 点と直線の距離
点から直線へ引いた垂線の長さを点と直線の距離という。
は
とくには
円と直線
円の方程式
- 円の方程式
中心, 半径の円の方程式は
とくに中心が原点、半径の円の方程式は
円と直線
- 円と直線の共有点の座標
円と直線の共有点の座標を求めるためには、円と直線の方程式を連立方程式として、その実数解を求める。
- 円と直線の位置関係
円と直線の共有点の個数は、それらの方程式から一つの文字を消去して得られる次方程式の異なる実数解の個数と同じ。
次方程式の判別式をとすると以下が成り立つ。
また、半径の円の中心から直線までの距離をとすると以下が成り立つ。
- 円の接線
円の点における接線の方程式は
軌跡と領域
軌跡と領域
- 軌跡
平面上で与えられた条件を満たす点全体の集合が作る図形を、この条件を満たす軌跡という。
例) 円
平面上で、定点から一定の距離rにある点の軌跡は、点を中心とする半径の円である。
例) 直線
平面上で、定点から等距離にある点の軌跡は、線分の垂直二等分線である。
- アポロニウスの円
のとき、平面上のに対してを満たす点の軌跡は
のとき、線分をに内分する点と外分する点を直径の両端とする円 (アポロニウスの円)
のとき、垂直二等分線
不等式の表す領域
の不等式があるとき、座標平面上でその不等式を満たす点の集合を、不等式の表す領域という。
- の表す領域
- 円の内部と外部
- 連立不等式の表す領域
いくつかの不等式を同時に満たす点の集合を、その連立不等式の表す領域という。
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