久しぶりに数学を復習しようと思い立ちました。この記事はそのメモです。またLatexで数式を書くための練習です。第4回は指数関数・対数関数です。
いまだにlogとlnの区別ができません。分野毎に底が違っているのになかなかなれることができず、いつも悩みます。そのまえに指数の扱い、苦手なんですよね。コンピュータで表示される対数表示、eってなになにー!? すっごーい! かばんちゃん! って思わずいいたくなっちゃいます。
教材
- 新編 数学II 平成26年度用
編者: 高橋陽一郎
出版社: [啓林館]
発行日: 2013-12-10
ISBN: ISBN978-4-402-04563-0
価格: C4341 ¥00000E
学習範囲 (目次より)
第4章 指数関数と対数関数
第1節 指数と指数関数
1. 0や負の整数の指数
2. 指数の拡張
3. 指数関数
第2節 対数と対数関数
1. 対数
2. 対数関数
3. 常用対数
指数関数と対数関数
指数と指数関数
0や負の整数の指数
指数法則
- 指数
実数についての個の積をと書き、をの指数という。
- 累乗
をまとめての累乗という。が自然数以外の場合は冪乗(べきじょう)という。
0や負の整数の指数
指数の範囲を0、負の整数まで拡張する。
でが正の整数のとき
- 指数法則
指数の拡張
指数の範囲を有理数まで拡張する。
累乗根
一般にが2以上の整数のとき乗してになる数、すなわち
を満たすの値をの乗根という。
2乗根、3乗根、4乗根、を総称し、累乗根という。
一般に、の乗根について、以下がいえる。
- が奇数の時
の乗根はただ一つある。これをと書く。 - が偶数の時
正の数の乗根は正、負1つづつある。これらをそれぞれと書く。負の数の乗根は存在しない。
乗根の定義からが偶数、奇数のいずれであっても以下がいえる。
累乗根の性質
でが正の整数のとき
有理数の指数
指数が有理数のとき、の累乗を次のように定める。
で、が整数、が正の整数のとき
- 指数法則
でが有理数のとき
指数関数
指数関数のグラフ
のグラフとのグラフ
一般にのとき、で表される関数を、を底とする指数関数という。
指数関数の性質
指数関数の性質
- 定義域は実数全体、値域は正の実数全体である。またとなるのはのとき。
- グラフは定点をとおり、軸が漸近線である。
- のときの値が増加するとの値も増加する。
のときの値が増加するとの値は減少する。
指数を含む方程式・不等式
指数関数の性質を利用し問題を解く方法を解説。詳細は略。
対数と対数関数
対数
対数
一般にのとき任意の正の数に対して
となるの値がただ1つ定まる。この値をを底とするの対数といい、
とかく。このときをこの対数の真数という。対数の真数は常に正である。
指数と対数の関係
のとき
対数の性質
より
また対数の定義から
- 積、商、累乗の対数
でが実数のとき
底の変換公式
が正の数でのとき
とおくと
を底とする両辺の対数を考えると
すなわち
よりだから
よって
対数関数
対数関数のグラフ
のとき、正の数に対応しての値がただひとつ定まる。この対応で決まる関数をを底とする対数関数という。
のグラフ
のグラフ
対数関数の性質
対数関数の性質
- 定義域は正の実数全体、値域は実数全体である。またとなるのはのときである。
- グラフは定点をとおり、軸が漸近線である。
- のときの値が増加するとの値も増加する。
のときの値が増加するとの値は減少する。
常用対数
を底とする対数をの常用対数という。
気づいたこと、不具合、ご意見など、コメント待ってます!