2017年2月21日火曜日

高校数学 - 指数関数・対数関数

久しぶりに数学を復習しようと思い立ちました。この記事はそのメモです。またLatexで数式を書くための練習です。第4回は指数関数・対数関数です。

いまだにlogとlnの区別ができません。分野毎に底が違っているのになかなかなれることができず、いつも悩みます。そのまえに指数の扱い、苦手なんですよね。コンピュータで表示される対数表示、eってなになにー!? すっごーい! かばんちゃん! って思わずいいたくなっちゃいます。

教材

  • 新編 数学II 平成26年度用

編者: 高橋陽一郎
出版社: [啓林館]
発行日: 2013-12-10
ISBN: ISBN978-4-402-04563-0
価格: C4341 ¥00000E

学習範囲 (目次より)
第4章 指数関数と対数関数
第1節 指数と指数関数
1. 0や負の整数の指数
2. 指数の拡張
3. 指数関数

第2節 対数と対数関数
1. 対数
2. 対数関数
3. 常用対数

指数関数と対数関数

指数と指数関数

0や負の整数の指数
指数法則
  • 指数

実数について個の積をと書き、の指数という。

  • 累乗

をまとめての累乗という。が自然数以外の場合は冪乗(べきじょう)という。

0や負の整数の指数

指数の範囲を0、負の整数まで拡張する。
が正の整数のとき

  • 指数法則

指数の拡張

指数の範囲を有理数まで拡張する。

累乗根

一般にが2以上の整数のとき乗してになる数、すなわち

を満たすの値を乗根という。
2乗根、3乗根、4乗根、を総称し、累乗根という。

一般に、乗根について、以下がいえる。

  • が奇数の時
    乗根はただ一つある。これをと書く。
  • が偶数の時
    正の数乗根は正、負1つづつある。これらをそれぞれと書く。負の数乗根は存在しない。

乗根の定義からが偶数、奇数のいずれであっても以下がいえる。

累乗根の性質

が正の整数のとき

有理数の指数

指数が有理数のとき、の累乗を次のように定める。
で、が整数、が正の整数のとき

  • 指数法則

が有理数のとき

指数関数
指数関数のグラフ

のグラフとのグラフ
指数関数

一般にのとき、で表される関数を、を底とする指数関数という。

指数関数の性質
  • 指数関数の性質

    1. 定義域は実数全体、値域は正の実数全体である。またとなるのはのとき。
    2. グラフは定点をとおり、軸が漸近線である。
    3. のときの値が増加するとの値も増加する。
      のときの値が増加するとの値は減少する。

指数を含む方程式・不等式

指数関数の性質を利用し問題を解く方法を解説。詳細は略。

対数と対数関数

対数
対数

一般にのとき任意の正の数に対して

となるの値がただ1つ定まる。この値をを底とするの対数といい、

とかく。このときをこの対数の真数という。対数の真数は常に正である。

指数と対数の関係

のとき

対数の性質

より

また対数の定義から

  • 積、商、累乗の対数
    が実数のとき
底の変換公式

が正の数でのとき


とおくと
を底とする両辺の対数を考えると

すなわち
よりだから

よって

対数関数
対数関数のグラフ

のとき、正の数に対応しての値がただひとつ定まる。この対応で決まる関数を底とする対数関数という。

のグラフ
対数関数

のグラフ
対数関数2

対数関数の性質

対数関数の性質

  1. 定義域は正の実数全体、値域は実数全体である。またとなるのはのときである。
  2. グラフは定点をとおり、軸が漸近線である。
  3. のときの値が増加するとの値も増加する。
    のときの値が増加するとの値は減少する。
常用対数

を底とする対数の常用対数という。

参考サイト

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