2017年2月25日土曜日

高校数学 - 複素数平面

久しぶりに数学を復習しようと思い立ちました。この記事はそのメモです。またLatexで数式を書くための練習です。第10回は複素数平面です。

ようやく「らしい」単元です。電気系だと必須の知識。いえ、数学でもですけど。学習し始めは一体何やってるんだかよくわからなかったんですが、工学に応用する時点でようやく意味がわかってくるんですよね。数学、おくがふかーい。微妙にフレンズ要素…

しかし、かなり忘れていました。っていうか、もともと理解していなかったんじゃね? ってレベルでしたよ、とほほ。この先わからなくなったらここまで戻ろう!

教材

  • 新編 数学III 平成27年度用

編者: 高橋陽一郎
出版社: [啓林館]
発行日: 2014-12-10
ISBN: ISBN978-4-402-05578-3
価格: C4341 ¥00000E

学習範囲 (目次より)
第2章 複素数平面
第1節 複素数平面
1. 複素数平面
2. 複素数の極形式
3. ド・モアブルの定理
第2節 平面図形と複素数
1. 平面図形と複素数

複素数平面

複素数平面

複素数平面
複素数
  • 実部 ( real part )、虚部 ( imaginary part ) 、虚数 ( imaginary number ) 、純虚数 ( pure imaginary number )、複素数 ( complex number )

複素数つの実数を用いて

と表したとき、実数をそれぞれ複素数の実部、虚部という。また実数でない複素数を虚数、特に実部がで虚部がでない複素数を純虚数という。

複素数平面
  • 複素数平面 ( complex plane, z-plane )、ガウス平面 ( Gauss plane )、アルガン図 ( Argand diagram )、実軸 ( real axis )、虚軸 ( imaginary axis )

複素数は、つの実数の組で定まるので複素数を座標平面上の点で表すことができる。

複素数平面

複素数を座標平面上の点で表したとき、この平面を複素数平面、またはガウス平面という。

  • 共役な複素数 (共役=共軛=きょうやく, complex conjugate )

複素数に対してと共役な複素数といい、で表す。

複素数の和と差・実数倍
  • 複素数の和 ( addition )

つの複素数をとすると

となる。これより、原点について点を取ると四角形は平行四辺形になる。これにより、から点の位置が求められる。

  • 複素数の差 ( subtraction )


であるから差の和として表される。とすると、点は原点に関してと対象な点であるから、点について四角形は平行四辺形になる。

  • 複素数の実数倍

一般にのとき、複素数の実数倍は以下のようになる。

のとき、点は点を原点を中心とする倍の拡大、縮小で移した点である。
のとき、点は点を原点に他関して対象に移した点である。
またはのとき、点は原点になる。

複素数の絶対値
  • 複素数の絶対値 ( absolute value, modulus, magnitude )

複素数平面上で原点と点との距離を、複素数の絶対値といい、で表す。
の絶対値は次のようになる。

  • 複素数の絶対値の性質

のとき、だから

よって以下が成り立つ。

またなので以下が成り立つ。

複素数の極形式
  • 極形式 ( polar form )、偏角 ( argument )

複素数平面上で、でない複素数を表す点をとする。が実軸の正の向きとなす角をとすると、

極形式

したがって複素数は次のように書くことができる。

これを複素数の極形式という。ここでの絶対値に等しい。
すなわちである。の偏角といいで表す。

積の極形式
  • 積の極形式 ( multiplication )

のとき、

偏角についてはの整数倍の差を除き一致していることを示している。


でないつの複素数が極形式

で表されるとき

ここで三角関数の加法定理より

であるから

この式はの極形式で以下を意味する。
絶対値は、すなわちの絶対値の積
偏角は、すなわちの偏角の和

またであることから上記を求めることができる。


参考として複素数の積を参照のこと。ただし偏角に関する記述に誤りあり。とするところをとしている。

  • 複素数の積の図形的意味

とするとき、

の表す点は、点を原点の周りにだけ回転し、さらに原点からの距離を倍した点である。

参考として複素数の積を参照のこと。

商の極形式 ( division )
  • 商の極形式

のとき


積と同様に算出できる。


参考として複素数の商を参照のこと。

ド・モアブルの定理
ド・モアブルの定理 ( De Moivre’s theorem )

が整数のとき


参考サイトド・モアブルの定理 - 理工系数学のアラカルト -より。

数学的帰納法により下記段階を経て証明する。

1) のとき
2) のとき
3) のとき

1) のとき
の場合、より成立する。
の場合、与式が成立すると仮定すると

ここで三角関数の加法定理により

すなわちに対しても与式は成立する。以上からのとき、与式は成立する。

2) のとき
与式の左辺は

であり、与式の右辺は

となり、与式は成立する。

3) のとき
与式を

ここでが負の整数であることからは正の整数であり、1)の結果から分母

が成り立つ。これらから

が成り立つ。右辺を変形し

ゆえに

より

となり、負の整数についても与式は成立する。


zn=αの解

参考サイトド・モアブルの定理と複素数の乗根 (「複素数平面」お気楽学習ノート) | OpenBookより。

補助問題)
は整数として乗根をすべて求めよ。

解)
A. を求める。
を複素数とし極形式で表現すると

であり、ド・モアブルの定理より

の両辺の絶対値と偏角を比較し、
ここでより
またより

ここでとなるだから

よってよりの解は

である。

ここで、解は極形式で

であり、複素平面上で半径の円上で偏角の点である。同様に解は極形式で

である。
z^3=1の解


B. を求める。

を複素数とし極形式で表現すると

であり、

である。ここでより、またド・モアブルの定理より

を極形式で表現し

これを満たすは三角関数の角を比較することにより

となりよりの解はとしたとき


問題)
は整数として複素数乗根をすべて求めよ。

解)
複素数とするとド・モアブルの定理により

複素数を極形式で表現してとし、

となる。両辺の絶対値と偏角を比較すると

これより

また

となる。ここでとなるように考えると

であり、

以上をまとめると、任意の複素数乗根は、

平面図形と複素数

平面図形と複素数
平行移動

複素数に対して複素数を加えたとき、複素平面上で

の表す点は、点だけ平行移動した点となる。

複素数の平行移動

2点間の距離

複素数平面上で2点間の距離は

2つの複素数間の距離

内分点・外分点

複素数平面上で2点に対して線分

とくにを結ぶ線分の中点は

である。

複素数の内分点


複素数平面上で2点に対して、線分に内分する点をとする。
をそれぞれだけ平行移動すると、は原点に移り、は点は点に移る。このときは一直線上にあり、は点の原点からの距離を倍した点であるから

よって

外分点も同様に求める事ができる。

辺の比と角の大きさ

を頂点とするにおいて

また


辺の比

を頂点とするで、を原点に移す平行移動で点がそれぞれ点に移ったとすると

これよりにおいて

角の大きさ

また辺が辺と作る角


等式の表す図形
  • 垂直二等分線

複素数平面上の異なるについて

複素数平面上の異なるについて

  • アポロニウスの円

をみたす定数とするとき

参考サイト

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