2017年2月26日日曜日

高校数学 - 微分・積分

久しぶりに数学を復習しようと思い立ちました。この記事はそのメモです。またLatexで数式を書くための練習です。第11回は数学IIの微分・積分です。

なお教科書に、極限値の不定形の話題がなかったので補足しました。また積の微分公式は数IIIに譲ります。

微分・積分の基本的な概念をわかりやすく吸収できるいい単元です。わたしはわりと好きでした。ああでも、このさきに何があるのかつきよみは知る由もなかった… 大学とかで勉強する解析学って一体どうゆうことだよ、なにそれおいしいの? わけわかんないんですよ、ほんとに。結局当時は公式覚えて、まあ使えるところで使うって感じで乗り切り感がすごかったです。

とかいってたらさーばるちゃんに、すっごーい! とか言われそう… いや、解析学はすごいんだけどね、私は中身わかってないんだよね… orz
だからこその復習です!

教材

  • 新編 数学II 平成26年度用

編者: 高橋陽一郎
出版社: [啓林館]
発行日: 2013-12-10
ISBN: ISBN978-4-402-04563-0
価格: C4341 ¥00000E

学習範囲 (目次より)
第5章 微分と積分
第1節 微分係数と導関数
1. 平均変化率と微分係数
2. 導関数
3. 接線の方程式
第2節 導関数の応用
1. 関数の値の増加・減少
2. 方程式・不等式への応用
第3節 積分
1. 不定積分
2. 定積分
3. 面積と定積分

微分と積分

微分係数と導関数

平均変化率と微分係数
  • 平均変化率 ( mean rate of change )

一般に関数において、の値がからまで変わるとき、の値の変化に対するの値の変化の割合を、の値がからまで変わるときのの平均変化率という。

  • 極限値 ( limit )

関数においてと異なる値を取りながら限りなくに近づくとき、が一定の値に限りなく近づくならば、に近づくときのの極限値といい、下記のように書く。

  • 極限値の性質

とし、を定数とすると



  • 不定形 ( limit of indeterminate forms )

において、のとき、これを不定形といい、便宜的にと書くことがある。がともに整式の場合、分母・分子を因数分解し、で約分することにより求めることができる。

  • 微分係数 ( differential coefficient )

一般にの値がからまで変わるときの関数の平均変化率で、でない値を取りながら、に限りなく近づくとき、この平均変化率がある決まった値に近づくならば、その極限値を関数における微分係数 または 変化率といい、で表す。微分係数は下記のように書く。

導関数
  • 導関数 ( derivative, a derivative function )

一般に関数においての値に微分係数を対応させる関数を考え、これをの導関数といい、下記のように書く。

導関数の式においての値の変化の増分といい、の値の変化の増分という。

導関数は下記のようにも表される。

の関数からその導関数を求めることを、関数について微分する、あるいは単に微分するという。

  • の導関数

  • 導関数の計算

一般に下記等式が成り立つ。

  • 微分係数の計算

関数の導関数がわかるとにおけるの微分係数を代入して微分係数を求められる。

接線の方程式
  • 接線 ( tangent )・接点 ( point of tangency )

関数における微分係数はこの関数のグラフ上の点における接線の傾きである。


関数のグラフのことを曲線という。曲線上に、座標がそれぞれとなるをとるとの値がからまで変わるときのの平均変化率

は直線の傾きを表す。
ここでに限りなく近づけると、点は曲線上を動きながら点に近づき、直線はある直線に近づく。
この直線のことを点における曲線の接線といい、点をこの接線の接点という。
また直線の傾きはに近づけるとに近づくので、接線の傾きはである。


  • 接線の方程式

曲線上の点における接線の方程式は

における法線の方程式は

導関数の応用

関数の値の増加・減少
  • 関数の値の増加・減少

関数の値の増減は導関数を用いて次のように判別できる。

  • 増減表 ( first derivative test table )

例)
関数の値の増減を調べる。

導関数

となるの値を求め、の符号の変化を調べての値の増減を表にする。

これよりの値は

注) 上記関数はの範囲で増加しているが、も含めての範囲で増加しているという。減少する範囲についても同様。


  • 極大 ( maximal, local maximum )、極小 ( minimal, local minimum )、極値 ( extremum )

関数の値がを境目として増加から減少に変わるとき、で極大になるといい、そのを極大値という。
すなわち、fの符号が正から負に変わるとき、極大になる。

関数の値がを境目として減少から増加に変わるとき、で極小になるといい、そのを極小値という。
すなわち、の符号が負から正に変わるとき、極小になる。

極大値と極小値を合わせて極値という。


  • 最大 ( maximum ), 最小 ( minimum )

ある範囲における関数の最大値、最小値を調べるには、範囲内の極値と区間の両端での値を求め、比較する。

方程式・不等式への応用
  • 方程式の実数解の個数

1) 方程式の実数解は、のグラフと軸の共有点の座標である。
2) 方程式の実数解は、のグラフと直線の共有点の座標である。

のグラフを増減表を用いて書き、x軸あるいは直線との交点を求めることで方程式の実数解の個数を求めることができる。


  • 不等式の証明

の証明はとおき、の増減を調べ、常にが成り立つ、すなわちの最小値が正であることを示す。

積分

不定積分
  • 原始関数 ( antiderivative, primitive function )

関数に対してを導関数に持つ関数、すなわち

であるような関数の原始関数という。

  • 不定積分 ( antiderivative, primitive integral or indefinite integral )

関数の原始関数のつをとすると、の任意の原始関数は

とかける。これをの不定積分といい

で表す。

の不定積分を求めることをを積分するといい、定数を積分定数という。

のとき

と表記する。

  • の不定積分

または自然数のとき

  • 定数倍、和、差の不定積分
定積分
  • 定積分 ( definite integral )

一般に関数の原始関数のつをとすると、は原始関数の選び方に関係なく決まる。このからまでの定積分といい、

と表す。をこの定積分の下端、を上端という。


  • 定積分の性質



  • 微分と定積分

が定数のとき


一般にの原始関数のとき

だから、

面積と定積分
  • 面積と定積分

曲線軸で囲まれた図形の面積は
において、のとき

において、のとき


の範囲のの値に対して軸で囲まれた部分の面積をとする。
のとき、の値がからまで変化したときのの変化量は、図の色部分の面積になる。

面積と定積分

このとき、この部分の面積と横の長さが、縦の長さがである長方形の面積が等しくなるようの間に取ると

より

ここでとするとであるからとなり

すなわち

このことはのときも成り立つ。よっての原始関数である。したがってであるから

以上よりの範囲でのとき、曲線軸および直線とで囲まれた部分の面積は、定積分

と等しい。


  • 曲線間の面積

曲線で囲まれた図形の面積はにおいて、のとき


の範囲で、の場合、で挟まれた範囲の面積

つぎにでない場合を考える。曲線軸方向にkだけ移動すると

となる。ここでを十分大きく取るとの範囲でとできる。よって求める面積


参考サイト

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